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平成28年度予算特別委員会意見表明

2016.03.15

平成28年度の予算特別委員会で下記の通り意見表明しました。

神戸維新の会は、平成28年度神戸市各会計予算並びに関連議案、合計59議案について、以下の理由により、要望15件を付して承認致します。また、予算第1号議案平成28年度神戸市一般会計予算等の編成替えを求める動議については、反対します。
理由
震災後20年を経過した神戸では、人口減少社会の克服を目指して神戸が選ばれるまちとなるよう、まちの成長に向けて積極的に取り組むべきことが最重要課題と考えます。この点、平成28年度予算では、若者に選ばれるまち、誰もが活躍するまちを目標に、若い世代の結婚、出産、子育て、教育を優先できる社会のシステムづくりなど、若者を取り込むような様々な施策に多くの予算が計上されていることを評価致します。
また、2017年1月1日に迎える神戸開港150年に向けて、神戸港将来構想の策定をするなど客船誘致の強化、ウォーターフロントの賑わいの創出など、港都神戸の魅力を高める取り組みを行っています。
誰もが安心して子育て・教育ができ、高齢者・障がい者が安心、豊かに暮らせるまちづくりを目指し、市民の命と健康を守る安心な暮らしの確保に努めていただき、喫緊の課題として人口減少問題に取り組んだ期待の持てる予算であると考えられるため、平成28年度各会計予算並びに関連議案を承認します。

1.外部(教育関係者以外)の第三者を入れた教員の多忙化対策を考えてもらいたい。
2.経済的な格差に左右されずに、すべての子どもが学習に取り組むことができる環境整備を進め、貧困の連鎖を断ち切るためにも生活困窮者等の学習支援等に取り組んでもらいたい。
3.幼稚園・保育園の再編に関しては待機児童をなくし、保育環境・質の向上に取り組まれ、また駅近保育所の整備に努められたい。
4.中学校卒業までの義務教育期間の医療費無料化を実現し、若い世代の人口増に迅速かつ積極的に取り組んでもらいたい。
5.市内において、年間300人以上の方が自殺で亡くなられている深刻な現状を鑑み、ゲートキーパー機能充実の自殺防止対策を強化されたい。
6.不妊治療費助成に関し、所得要件の緩和、助成額を上乗せすることに取り組んでもらいたい。
7.今後、ますます増加する扶助費について、医療扶助の適正化や生活保護費の不正受給対策に努められたい。
8.新長田駅南再開発エリアの閉鎖店舗と神戸市の保留床、空きスペースの有効活用に神戸市が積極的に関わり、具体案を提示することで至急改善されたい。
9.「ツーリズムEXPOジャパン」などに積極的に参加し、他都市の観光戦略を学ぶとともに、神戸独自のインバウンドを意識した観光戦略を、コーディネーターの重点地域への再配置および外部の専門家を交えて早急に取り組んでもらいたい。
10.神戸市所管の施設や関係団体が保有する施設の検討・見直しを継続的に行い、スクラップ・アンド・ビルドを徹底して取り組み、聖域なき行財政改革に取り組んでもらいたい。
11.地産地消のエネルギー施策を推進し、施設の一環として「木質バイオマス発電事業」に早期に取り組み、環境都市神戸として積極的に取り組んでもらいたい。
12.予算案説明書の説明文書は明確な表記に改善する必要がある。
13.KIITOは仮称ポートセンターと徒歩1分程度の距離にあり、KIITOにもホールや会議室があるが、利用率は現在のところ2割程度である。神戸市関連のホールや会議室の空室状況検索・予約サイトのシステムを見直し、利用促進と稼働率向上のため、運用システムを一元管理して既存施設の有効利用促進に取り組んでもらいたい。
14.現在確保できている帰宅困難者対策の一時滞在施設数は4ヶ所、約6000名分であり、発生予想数4.6万人の約1/8である。協力可能な施設と早急に提携を結び、また高齢者や障がい者、子どもなど要援護者への配慮に関する対策もしっかり取り組んでもらいたい。
15.市街地とウォーターフロントは、阪神高速道路と2号線により南北に分断されており、現状の横断手段は歩道橋のみで付近には鉄道の駅もなく、十分な駐輪・駐車場スペースもなく、利便性に欠けているので早急に回遊性を高めていただきたい。

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