平成29年度神戸市予算案について、日本維新の会　神戸市会議員団は

下記内容を意見表明いたしました。

意見表明

日本維新の会神戸市会議員団

日本維新の会神戸市会議員団は、平成２９年度神戸市各会計予算並びに関連議案、合計５９議案について、以下の理由により、要望１３件を付して承認致します。

なお、第２５号議案神戸市乳幼児等医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の件に対する修正案については賛成し、修正案が否決された場合には原案に賛成します。

また、予算第１号議案平成２９年度神戸市一般会計予算等の編成替えを求める動議については、反対致します。

理由

開港１５０年を迎える神戸市において、新たな挑戦を本格的に始動させ「輝ける未来創造都市の実現」に向けて取り組むべきことが最重要課題と考えます。

この点、平成２９年度予算では、人口減少社会の克服をめざし、若者に選ばれるまち、誰もが活躍するまちをめざした「神戸２０２０ビジョン」に掲げる施策をはじめ、これまでの取り組みを踏まえつつ、神戸の新たな未来を切り拓く施策に多くの予算が計上されていることを一定の評価致します。

また、若い世代が安心して子育てができるように、潜在的待機児童の解消に向けた取り組みとともに、妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援として、特に子育て世帯の経済的負担を軽減した取り組みや、学校教育においては、県費負担教職員制度の権限移譲を契機として、教員がこれまで以上に児童に向き合えるよう、教員多忙化対策に注力されています。一方、限られた財源のなかで、やめる勇気を持って事務事業の見直しを積極的に行ったことなど既存事業の見直しにも取り組んでおります。

以上のことから、本市が抱える喫緊の課題である人口減少問題に取り組んだ期待の持てる予算であると考えられるため、平成２９年度各会計予算並びに関連議案を承認します。

要望事項

1. 補助金の支出に際して、公平性・透明性を担保して適正支出に取り組み、行財政局で一元管理を徹底して頂きたい。
2. ２０２５年大阪万博やIRの誘致に向けて、ベイシャトルの新たな海上航路活用の検討に取り組んでもらいたい。
3. 中学３年生までの医療費無料化に取り組んでもらいたい。
4. 退職者人材センターを設置し、市職員OBが外郭団体へ再就職する際は、登録を義務付け情報公開を行うよう早急に取り組んでもらいたい。
5. 「U‐１５定期券」の対象者を高校生まで拡大することに取り組んでもらいたい。
6. 須磨海浜公園の健全化・活性化については、一層のバリアフリー化を進めるよう取り組んでもらいたい。特にJR須磨駅からの南側降り口は関係機関連携のうえ、早急にEV等の設置を目指して頂きたい。
7. 低炭素社会の実現に向けて、官民連携して水素関連事業、バイオマス・バイオコークス実証実験等の推進に取り組んでもらいたい。
8. 小規模保育所の神戸市独自の財政支援の検討に取り組んでもらいたい。
9. 高校までの授業料完全無償化に取り組んでもらいたい。
10. 企業誘致に積極的に取り組むこと。
11. 北野や旧居留地などで既に形成されている神戸らしい街並みや景観の維持保全、都心エリアの景観高質化・統一感に向け、いっそう取組んでもらいたい。
12. 二次災害の危険性を軽減するドローン活用方針において、メリット・デメリットをふまえて取り組んでもらいたい。
13. 県市二重行政解消に取り組むこと。